理科ノート/水の電気分解Q&A
Q.水素と酸素の比率が2/1にならないのはどうして??(②電極編)

 A.炭素電極を使って水の電気分解実験をすると、水素の発生量に対して酸素の発生
   量が少なくなり、水素/酸素の比が理論値の2/1からずれることがあります。



これは陽極側の炭素電極が酸化するためです。

陽極側の炭素電極の酸化が起こったときに炭酸ガスが発生しますが炭酸ガスは二酸化炭素として水中に溶け込むため、 陽極側(酸素発生側)のガス管はほとんど気体がたまらない状態となることがあります。

これらを回避するためには、電極の材質を選定しましょう。

①ニッケル電極

陽極側での酸化はありませんが、ニッケルは酸性領域で溶解する性質があるため、電気分解実験では アルカリ水溶液(水酸化ナトリウム水溶液)を使う必要があります。

②白金電極

陽極側での酸化はなく、酸性領域で溶解することもなく、電気分解実験で使用する水溶液は酸でもアルカリでも 自由に選択することができます。ただし、白金は高価なため電極の価格が高いことが難点です。