理科ノート/水の電気分解Q&A
Q.電極のゴム栓から水溶液がこぼれてくるのを防ぐ方法は??

 A.電気分解実験の準備でH字管に水溶液を入れるときや、
   実験中にH字管につけているゴム栓からポタポタと液が漏れてくることがあります。

これは、ゴム栓のゴムがアルカリによって溶けるためです。
電気分解の実験では水酸化ナトリウムを使った水溶液を使うことが多いと思いますが、水酸化ナトリウム水溶液は強アルカリのため、 ゴム栓に使われているゴムが少しずつ溶けていきます。
ゴムの表面から徐々に溶けていくために、 溶け出した表面(ゴム栓とガラス管内面との間)をつたってH字管に入っている水溶液が染み出してきます。

①水溶液を替える

アルカリ水溶液でなければゴムは溶けません。そのため 硫酸カリウムなどの電解質を使った水溶液を使うことによりゴム栓からの液漏れは防げます。

【注1】 硫酸カリウムは水酸化ナトリウムに比べてイオン伝導度が低いため、電気分解でガス発生に必要な時間が少し長くなります。(※同じ電気量(=電流×時間)の場合)
塩酸水溶液の使用も考えられますが、塩素ガスが発生するため安全面を考えると好ましくありません。

【注2】 すでに液漏れするゴム栓はゴム表面が溶けていますので、そのままゴム栓を使うと硫酸カリウムなどの水溶液でも 液漏れが発生する可能性があります。できれば新しいゴム栓に取り替えて実験を行なって下さい。

②液漏れ対策したゴム栓を使う

ゴムは表面(ゴム栓とガラス管内面との間)から徐々に溶けていきます。それを回避するゴム栓をいくつか紹介します。

ゴム表面にテーピング 液漏れ防止構造のゴム栓